日本とトルコの友好関係の始まりと言われているエルトゥールル号遭難事件。その舞台となったのが本州最南端にある和歌山県の串本町。1890年に起きたこの出来事以来、トルコの要人たちも度々訪れる特別な場所です。
海洋考古学者トゥファン・トゥランル氏が率いるチームは、2008年から同町沖でエルトゥールル号の遺品引き上げと保存作業を進めています。昨年11月にトルコ大使館で開催された「エルトゥールル号展」でも、その一部が展示されたようです。
このプロジェクトの一環として、なんと、セルダル・クルチ駐日トルコ大使と田嶋串本町長が2月23日(日)にエルトゥールル号遭難現場に潜るそうです。トゥランル氏と一緒に海底での現場視察を行うとのこと。この地が特別な場所であることを物語っていますね。
なお、2015年には日本・トルコ合作によるエルトゥールル号の映画も予定されています。