今年はエルトゥールル号の事件から125周年の年。
これを契機として日本とトルコの友好関係が深まっていった歴史から、記念事業がいくつか国内で行われています。そのひとつとして、東京の晴海客船ターミナルにトルコ艦艇TCGゲディズが寄港し、6月5日から8日の午前と午後の時間割で一般公開されるとのニュース。行きました、初日の回に。
このターミナルは中央から離れた場所にあるけど、結構な人が見に来てました。トルコに興味のある人、船に興味ある人、軍艦に興味ある人など様々のようです。
軍艦ですからね、警備もあるし、また乗艦には名前とか書いて整理され、順番を待ちます。そしてある程度の人数になったら、乗船スタッフがついてガイドをしてもらいます。見回すと、スタッフは英語かトルコ語で説明してましたね。現役の軍艦に乗るのは初めてなので、興味つきません。なにしろレーダーやらマップやら、また火器なんか現役ですからね。
警備スタッフはもちろん無駄話しません。でも写真は気さくに撮らせてくれました。
艦内は確かに狭く、上下階を行き来するための階段は、ほとんど梯子のように急な角度でした。とはいえ、動くには十分であり、機能的というか、無駄がない作りという印象で、それほど居心地の悪さはなかったです。(でもトルコの人は大きいから、私の印象とは違うかもね!)
管制塔内です。ちゃんと椅子があって操作するんですね。
画面には着岸の様子が。晴海ターミナルが上からレイアウトされて見えます。
この筒に声をかけると…
外の筒につながります。
一番大きな大砲ね。
これもその部類…かな。
艦橋正面。
船尾に向かい…
見下ろすとヘリが見えます。
急な階段下りて狭い廊下の先にあります。
そこからすぐ下船口ですが、そのわきにスエットやポロシャツなどが売ってました。
でもね、どれも私には大きいので、いろいろみたら、防寒用の首巻があったのでゲットしました。これは使えるからね。
乗艦記念の証書をいただいたら、あっという間に30分を超えてました。
艦を降りると、トルコ人の画家が船を描いてました。レセプションの様子もありましたが、エルトゥールル号のもありました。鮮やかな色彩はやはりお国柄でしょうか。
現役の艦艇を一般公開するのは、まさに友好関係のなせること。だって重要な懐をあえて見せるわけですから、その意味は浅からぬことと思います。ここはターミナルなので飾り気もないしにぎにぎしくもなかったけど、船員さんの白いスーツ同様、気持ちのいい時間でした。