オヤのふるさとはあったかい②

右の女性がブティックのオーナー兼作家のギュレル ボランさんと、旦那様のデニズ ボランさん。優しい雰囲気のご夫婦で切り盛りされてます。

P1020331

ギュレルさんにいろいろ伺ってみました。

この世界に飛び込んだきっかけは、アンカラで開催されたコンペティションで、当時の先生と一緒に優勝されたとのことです。業界紙で紹介され、いわゆるプロへの階段を登られていくわけです。

P1020289

当時の新聞記事ですね。先生と一緒に記念写真。P1020290

 

これが特集された雑誌です。表紙に注目!

手仕事を続けることを努力し、今年で手作りのプロとして6年を迎えます。

今ではこのブティックで10人を教えていますが、その教え子が先にまた教えるわけで、合わせると総勢400人(!)の女性たちになるそうです。

女性が家に入っても手仕事として続けていくこと、そんな機会を同時に生み出すことをお考えです。これが素敵ですね。作品の優しい雰囲気もわかります。

コンセプトについては、いろいろなデザインを組み合わせることもしたり、またお客様のリクエストに合わせることもあるそうですが、いずれにしても、それに応えうるテクニックが裏打ちしてるんですね。

実演を見せていただきました。

P1020310 P1020313

かぎ針でトゥーオヤ。早い!正確!

P1020312 P1020313

縫い針でイーネオヤ。とても難しいって聞いてるから、見入っちゃいました。

道具も見せていただきました。

P1020344

これがお使いの縫い針。

P1020345

かぎ針です。あ、メイドインジャパン!のTURIP ! つながってるなあ!!

これからの展望について伺ってみました。

服でオリジナルのブランドを展開したいとのことです。

 

そこでいろいろ作品を見せていただきました。

P1020320  P1020323  P1020319P1020321  どれも優しい趣です。

また、こういうものもあります。

P1020339 P1020340 P1020335

おいそがしいなか、ありがとうございました!

P1020329

お店の前で記念写真!

実は御嬢さんがいらしたので、ご一緒に、と申し出したけど、とても恥ずかしがって…。

私の子供のころもそんなだったよなあ、となんか懐かしくなりました。

P1020333

オヤのふるさとはあったかい①

トルコのアクセサリーって言ったら、まず思い出すのはトルコ石だと思いますが、やっぱり手仕事のレベルの高さを忘れてはいけません。

植物をモチーフにした、オヤをもっと皆さんに紹介したいと思い、飛びました、エーゲ海を望むイズミルまで。

トルコ各地で様々な工房がありますが、なんとなく田舎でのんびりしたい気分もあって、EDO SHOPのユロさんを口説いて、どういう土地柄で、どんな職人さんが作ってるのか、一緒に伺いました。

 

オヤってスカーフやハンカチ、衣類の花飾りですが、最近見るのはアクセサリー風になったものでしょうか。

グランバザールの中央にあるジャンバズという店で見つけたものをまず紹介。

CIMG0078  縫い針でこしらえるイーネオヤのネックレスP1010934 同じく

P1010935 これはブレスレットね。

CIMG0082 こちらはかぎ針でこしらえるトゥーオヤ

縫い針を使うイーネオヤが製作スキルも高いし、それだけ作る時間も手間もかなりかかるってこと。

かぎ針で作るトゥーオヤはそれほどは時間がかからないので、気楽に使うのはこちらかな。。

他にも石飾りのついたものとかあるけど、いずれにしても手仕事のアクセサリーで、作るのにスキルが必要ってことは間違いないです。

だからいい仕事、高級感醸し出しますね。かわいいのは間違いないですが、ドレスアップしても場の空気を華やかにするのは、貴重だと思います。

 

P1020449 これはイズミル市街から離れたチェシメの港

イズミルは海の街と想像してたけど、内陸のオダミスを目指すさ中、車窓から見る風景はいろんな花を生産している、ボタニックな街でした。そうか、やっぱりこの地方に住む人たちにとって、花は身近にあるんだと納得しました。チューリップというより、ホント、なんでもありました。花好きにはたまんないだろうな(案の定帰宅時にユロさんはメリッサという、リラックス感あふれる香りの木を買いましたからね)。

やはりここはトルコですからね、遺跡や歴史ある場所はたくさんあります。しかし今回はオヤがテーマです。その話しはまた別の機会に。

 

P1020299 かわいらしいお店です!

ブティックは小さな街、日本の下町の雰囲気ののんびりした空気の中にあります。

ブリュムジュクという工房兼ショップという感じですね。

P1020287 あ、ナザールボンジュ!

作品が店内やショーウインドウにいっぱい飾ってあります。

アレンジの仕方も参考になりますね!

P1020295 P1020301

P1020297 P1020318P1020317 P1020315 P1020304どれも細かいです~。

P1020300 P1020302P1020296

アレンジの仕方も参考になりますね!

軍楽隊も観客もみんなでパレード

日本とトルコの友好記念イベントは最高潮です。6月6日(土)の15:00より、表参道にてトルコ軍楽隊パレードがありました。

明治通りから表参道へ、パレードです。はじめのうちは観客もまばらでしたが、誰かがいると、野次馬根性も手伝って集まりますね。本番時は狭い歩道が人、人、人です。

1a

それでも目の前を通るころには舗道に整理されて、大きな演奏で過ぎていきます。楽隊は扮装も本格的で手抜きなしです。

2a3a

色んなコスチュームが勇ましい上にきれいです。

 

 

 

4a5a

トルコの音楽は少し聞いただけで、すぐに耳に記憶しやすい音だと思います。

 

6a7a

兵隊さんも両国の国旗を持ちながらパレードしていきます。ここではみなさんニコニコ楽しそうでしたよ。

8.1a10a

11a

まさに友好の風景ですね。清々しいです。

8a

パレードの終点では円形で演奏を数曲。拍手喝采です。

12a

表参道は舗道が狭いから丸ごと見るのは大変でしたが、それでも多勢の人にトルコに親しみを持ってもらうのは嬉しいこと。

日本とトルコの友好はずっと続いていくのです。

機能的な艦内は狭くても平気(?)

P1020865P1020872

今年はエルトゥールル号の事件から125周年の年。

P1020857

これを契機として日本とトルコの友好関係が深まっていった歴史から、記念事業がいくつか国内で行われています。そのひとつとして、東京の晴海客船ターミナルにトルコ艦艇TCGゲディズが寄港し、6月5日から8日の午前と午後の時間割で一般公開されるとのニュース。行きました、初日の回に。

P1020884

このターミナルは中央から離れた場所にあるけど、結構な人が見に来てました。トルコに興味のある人、船に興味ある人、軍艦に興味ある人など様々のようです。P1020859

軍艦ですからね、警備もあるし、また乗艦には名前とか書いて整理され、順番を待ちます。そしてある程度の人数になったら、乗船スタッフがついてガイドをしてもらいます。見回すと、スタッフは英語かトルコ語で説明してましたね。現役の軍艦に乗るのは初めてなので、興味つきません。なにしろレーダーやらマップやら、また火器なんか現役ですからね。

P1020862

警備スタッフはもちろん無駄話しません。でも写真は気さくに撮らせてくれました。

艦内は確かに狭く、上下階を行き来するための階段は、ほとんど梯子のように急な角度でした。とはいえ、動くには十分であり、機能的というか、無駄がない作りという印象で、それほど居心地の悪さはなかったです。(でもトルコの人は大きいから、私の印象とは違うかもね!)

P1020866

管制塔内です。ちゃんと椅子があって操作するんですね。

P1020868P1020867

画面には着岸の様子が。晴海ターミナルが上からレイアウトされて見えます。

P1020869 この筒に声をかけると…

P1020870 外の筒につながります。

P1020873 一番大きな大砲ね。

P1020878 これもその部類…かな。

P1020864 艦橋正面。

P1020874 船尾に向かい…

P1020880 見下ろすとヘリが見えます。

P1020881

急な階段下りて狭い廊下の先にあります。

そこからすぐ下船口ですが、そのわきにスエットやポロシャツなどが売ってました。

でもね、どれも私には大きいので、いろいろみたら、防寒用の首巻があったのでゲットしました。これは使えるからね。

P1020889

乗艦記念の証書をいただいたら、あっという間に30分を超えてました。

P1020888

艦を降りると、トルコ人の画家が船を描いてました。レセプションの様子もありましたが、エルトゥールル号のもありました。鮮やかな色彩はやはりお国柄でしょうか。

P1020885P1020887

現役の艦艇を一般公開するのは、まさに友好関係のなせること。だって重要な懐をあえて見せるわけですから、その意味は浅からぬことと思います。ここはターミナルなので飾り気もないしにぎにぎしくもなかったけど、船員さんの白いスーツ同様、気持ちのいい時間でした。

P1020861

 

個性的ワイルドレザー!!

イスタンブール郊外に彼の工房はあります。

名前、アリ  トクソイさん。

ドイツでレザー製作を修業し、イスタンブールでここアトリエ ペラを立ち上げます。

P1020028 アリさん。(イスタンブールEDOにて)

彼の作るものはワイルド、そして個性的。

もちろんスタンダードなもの、コンサバなのも得意だから、顧客の注文にはストイックに応えられる。

P1020116

スネークとクロコの合せ技

P1020121 クロコトート

P1020132

持って歩く姿も元気になりそう!

P1020123

ビジネスブリーフもいい感じ。長く使えそう。

他にもポップな印象のデザインも!色使いもそうだけど、しっかりした織のデザインもトルコならでは?

P1020130  P1020134

ね、ひと味違うでしょ。

私が興味があったのは、いろんなデザインがあるのに、ハンドメイドってこと。

現代的なツールを使い、デザインもモダンなのに、ここはトルコ。手作りよ。

顧客のリクエストに従い、コンピューターで図面を引きます。

P1020112

革のこだわり。

P1020129

P1020135

このパーツの仕上げを見ればわかるでしょ。確かな技術。隅までていねいな仕事です。

P1020108 P1020107

ここまでの仕事を熟練スタッフと作っていくんです。

P1020133 P1020110

いろいろアレンジにも対応できます。

P1020131 P1020119

ありそうでないよね。

P1020115 P1020118

へびです。お金がたまりそう!!中もしっかりの仕事です。

デザインや雰囲気を見ると、ホント、ワイルドな印象ですが、仕事がしっかりした作業に裏打ちされていて、実際欲しくなっちゃいます。

工房ではネコも元気に遊んでいます。いたずら大好き。

P1020117  にゃに?あんた誰?P1020125 これは、私のリュックです…。

 

そうそう忘れてました。ブランド名はファブロです。ここ、ぜひ注目。お忘れなく!

P1020111

繊細で美しいシルクがつむぐのは、糸と人なり②

 

P1020401 P1020402

長らくお待たせ!

シルクのエピソードの続きです。

さて、織機を目の前にすると、素人目にもとても複雑(どこから手を出せばいいの!?)で、熟練を必要とするのが感じられます。

まさにアナログ(もちろんいい意味で!)。

デジタルだと説明書でなんとかなるんだろうけど、この世界は職人の仕事。

人の手が時間をかけ、我慢強く仕事を覚えるんだろうね。

P1020403 P1020406P1020404 P1020405

写真でわかるかな。ナチュラルな感触というのかな、天然素材というのはまさにこのこと。

 

 

大きな反物に仕上げて、必要とする人に届けてるものが出来上がります。

P1020408 P1020409 P1020412 P1020411

工房の側に紹介棟があります。

P1020414 P1020416

P1020418 P1020417手織の動かし方です。

P1020419 P1020422

冬景色の写真です…。実景、見たいですね。

P1020421

天然の素材はたぶん日本では貴重になってると思う。

でもここではそれが当たり前、自然なものが人に優しい。

派手には見えないかもしれないけど、確実に人にとっていいものなのが、ホント感じられました。

 

 

5月のヴィオロン定期公演のご案内です。

5月の朗読公演のお知らせです。

子供の日にちなみ、演目のテーマをプログラムしました。

楽しい夕べをみなさんへお届けいたします。

名曲喫茶ヴィオロン5月朗読&殺陣公演『こどもの日特集3幕もの』

①金太郎や桃太郎などの昔話の福元風新解釈版→桃太郎って、金太郎って、実は隣りのオジサンだよ!

②ホジャおじさんではこどもの成長を願う小話を数篇

③子どもの成長を願って殺陣一人演舞

●5月6日(水祝)19:00開場19:30開演21:45終演予定 

●チケット1000円ワンドリンク付(コーヒー。オレンジジュース)

●場所→阿佐ヶ谷名曲喫茶ヴィオロン(JR総武線阿佐ヶ谷駅北口より徒歩7分)ホームページをご参照くださいませ。 

名曲喫茶ヴィオロン

GWの最終日ではありますが、いつまでも皆様の中にある子どもゴコロのときめきが輝き続けます事を願いながら舞台でお待ちしております。

福元美保 (出演)

繊細で美しいシルクがつむぐのは、糸と人なり①

トルコでは繊細な編みものが品質、技術、どれをとっても美しい。

なにしろ普通の主婦の皆さんが玄人はだしですからね。生活に根付いてるわけで、そりゃクオリティは高いのは納得。

意識して街でテキスタイルを見るとどれも高いスキルですな。

いや、待てよ。編みの素晴らしさは織り込み済みとして、元のシルク。これは繊細だ。やわらかく手触りがするりと何とも心地いい。

P1020423

トルコなら元糸も手作りなはず。行くべし。行ってこの目で確かめるのだ。

 

 

P1020413 会社のバンにデザインされてます。

伺ったのは、ビルゲという童話の絵のような歴史ある村の近く。

セム イペッキというシルク工房です。

でもシルク記事はまず蚕から糸を作ることからですよね。ここではお二人の職人さんによって繊細な生地が生み出されています。

広い公園のテーブルでチャイをいただきながらお待ちしてると、お出でくださりました。

P1020410

左が養蚕担当のエミン セブゲルさん。右が工房職人さんのメフメット ボズバイさん。

蚕が育てられる棟は別棟です。

P1020398 ここが入口。お子さんと一緒に。

近くの主婦の皆さんが携わってます。蚕の繭から糸をつむぐ作業ですね。実は次の日までにこの作業を終える予定だったそうで、今日伺って間に合いました。

P1020394P1020395

すごい量です。大変な手作業だなあ。

P1020396

まっしろいこの繭ですが、その前に蚕を育てなくてはなりません。

その蚕はもちろん桑を食べて育つのですが、元々の葉には当然のごとく外注除けなどの薬は一切使いません。使用すると蚕にダメージを与えるし、シルク生地のユーザーの体にもよくない。やはりトルコの自然品質。ケミカルな施しはないから、安心です。

P1020397 もりもり食べてます。元々の蚕も白いんですね。

P1020399 これで取り出します。

P1020400 手前の紐を引くまさに人力です。

デジタルの世の中で、数字に管理されてではなく、手仕事という職人さんや人の手から生み出されることって、やっぱり温かみを感じます。

 

次に取り出した糸は巻かれていきます。

糸の用途などによって機械を使い分けます。

(→次回へ)

ヴィオロン定期公演のご案内です。

ヴィオロン定期公演のご案内です。ナスレッティンホジャのトルコの小話しを加えた朗読会です。静かな春の夕べをお楽しみください。

名曲喫茶ヴィオロン4月朗読公演『人生の春のを言葉で感じ合おう。日本の詩とホジャおじさんの詩的な小話』①立原道造、三好達治、堀達雄らの詩集より、また福元自作の詩も。
②ナスレッティン・ホジャ小話202より、詩的に人生謳歌のエピソード。

●朗詠者/朗読者・福元美保


●4月8日(水)19:00開場19:30開演21:45終演予定 

●チケット1000円ワンドリンク付(コーヒー。オレンジジュース)


●場所→阿佐ヶ谷名曲喫茶ヴィオロン(JR総武線阿佐ヶ谷駅北口より徒歩7分)ホームページをご参照くださいませ。 

http://meikyoku-kissa-violon.com/

こんなにもひとに優しいカバンがあるなんて! 高品質バッグにときめく時間②

最高品質と人のため、を両立する仕事、実現とはどんなことなんだろうか?

ギョンにとって、まず何よりメイドイントルコであるということです。

この国の商品であり、この国の人が製作するということです。

エンギンさんは当然製作に携わりますが、同時に熟練のスタッフにより、大量生産できなくとも、職人技術で納得のいく製品を生み出します。

同時にイスタンブールにある3か所の工場から近隣に住む主婦たちに仕事のチャンスを与えています。

トルコの女性は元々ハンドメイドの針を使う技術は普段から優れていていますが、6ヶ月から1年のプロの技術を修得の上で制作に携わることができます。

P1020069  ゲージをあてて縫い穴とか作ります。P1020075  トレーニングをしています。他の方はもちろん、皆さんほんと、いい顔をしてるんです!P1020077 しっかり手作業でいい仕事しています。

製作のパーツを自分の家に持ち帰り、作り上げる。それを会社に持ち寄るという作業です。
従ってギョンは工場にしかない特別なミシンなどは一切使わず、手縫いの鞄なのです。それは先に述べた市民へのしごとの提供、社会貢献を目的にしてることと同時に、手縫いしかできない部分を大事にしたいがために、これはミシンを使ってはできないまさに手仕事であり、質の高さを維持できます。

実際ギョンではハンドメイドという言葉は使わず、ハンドクラフトという言葉を使っています。

またレザー製品は、さまざまな保護加工を用薬によってされますが、ギョンは作り手はもちろん、購入し使うユーザーに対してもがんの原因になるような物質は一切使用しません。

植物性の革保護の染料ではアメリカ製のどんぐりから抽出した自然の保護剤のみを使用しています。

製作する人々を有害物質から守り、安心して自宅での製作にかかわることができます。当然ながら、購入者も安心して一生使うことができるというわけです。

P1020065  縫い穴の指示するやつね。P1020073  これも牛の角。プラスチックじゃない。P1020084  こうやって型をあてて、

P1020083  P1020085  いろんなものができるわけ。P1020074 P1020082

中の生地。もちろんトルコ製。東部ガジアンテップのもの。 いい感じ。

P1020079 P1020078

革の保護仕上げ剤です。これしか使いません。健康にわるい影響のあるものは一切なし!です。

使う人はもちろん、作るひとも素手で作業ですからね。体に悪いものじゃないってことの証明。

 

 

P1020080 磨くと革のいい存在感に。これはメンズのビジネス用。仕上げ前と仕上げ後。

そのため、シリーズであっても、一つとして同じものがない。手製ということもあるし、手にした人が触った時からその人の手のあとから同じ時間をエイジングしていくアイテムになっています。

メーカーがどれも同じ製作によってカタログ販売を可能にしていることからすると大量に販売を確保するにはとても不利なことはもちろん承知。

たとえ少量生産しかできなくても、使う人や作る人全てを大事にすることが最優先なのがギョン。健康リスク、そして守るべき最高品質を犠牲にしてまで販売数を増やすことは会社の再興のモチベーションとしてないのである。

例えば使用する金具はアメリカ製錆びない体にいいものを採用。

例えばファスナーは、品質の良いYKKのエクゼラを採用。

(日本とのつながりがありましたぞ!!いやーうれしいですね!)

P1020071 P1020066

パーツです。こちらも色々あります。

デザインの草木をモチーフしたデザインコンセプトは、オーナーであり製作者のエンギンさんのインスピレーションから生み出されます。

これまでに様々なメーカーで培ったデザインセンスは、他の鞄とは一線を画するが、自然を大事にイメージするボタニカルなデザインが多いとのことです。

P1020091 P1020092 P1020093 P1020090 P1020094 P1020086

そのあと色々な作品(あえてそう呼びますが)を見せていただきました。

どれもいいですね。昨今の軽さ追求にはない、革本来のどっしり感が一生ものの貫録を見せます。

仕事のこだわりは、次の写真にもわかります。

P1020088  ふたつ似てるけど違います。P1020089

 

左ではどうも気にいらず、手間もコストもかかるけど右の作りにされたとのこと。まさに職人かたぎ!ですね。

お話しを終えたあと、ふと帰る頃に気づいたのですが、いわゆる工場のにぎやかな音を聞くことはありませんでした。

ミシンのリズミカルな音を予想してたのに、いい意味で裏切られました。まさにハンドクラフト!

しずかな環境でいい仕事が生まれます…。

P1020061 ねこもゆっくり昼寝中…。

その後、エンギンさんにお会いすることができました!

もの静かな、まさに紳士な方でした!

いい人とモノに出会い、すてきな時間でした。

P1020229

 

エンギン アルタシュさん(ショップ イスタンブールEDOにて)