繊細で美しいシルクがつむぐのは、糸と人なり①

トルコでは繊細な編みものが品質、技術、どれをとっても美しい。

なにしろ普通の主婦の皆さんが玄人はだしですからね。生活に根付いてるわけで、そりゃクオリティは高いのは納得。

意識して街でテキスタイルを見るとどれも高いスキルですな。

いや、待てよ。編みの素晴らしさは織り込み済みとして、元のシルク。これは繊細だ。やわらかく手触りがするりと何とも心地いい。

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トルコなら元糸も手作りなはず。行くべし。行ってこの目で確かめるのだ。

 

 

P1020413 会社のバンにデザインされてます。

伺ったのは、ビルゲという童話の絵のような歴史ある村の近く。

セム イペッキというシルク工房です。

でもシルク記事はまず蚕から糸を作ることからですよね。ここではお二人の職人さんによって繊細な生地が生み出されています。

広い公園のテーブルでチャイをいただきながらお待ちしてると、お出でくださりました。

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左が養蚕担当のエミン セブゲルさん。右が工房職人さんのメフメット ボズバイさん。

蚕が育てられる棟は別棟です。

P1020398 ここが入口。お子さんと一緒に。

近くの主婦の皆さんが携わってます。蚕の繭から糸をつむぐ作業ですね。実は次の日までにこの作業を終える予定だったそうで、今日伺って間に合いました。

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すごい量です。大変な手作業だなあ。

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まっしろいこの繭ですが、その前に蚕を育てなくてはなりません。

その蚕はもちろん桑を食べて育つのですが、元々の葉には当然のごとく外注除けなどの薬は一切使いません。使用すると蚕にダメージを与えるし、シルク生地のユーザーの体にもよくない。やはりトルコの自然品質。ケミカルな施しはないから、安心です。

P1020397 もりもり食べてます。元々の蚕も白いんですね。

P1020399 これで取り出します。

P1020400 手前の紐を引くまさに人力です。

デジタルの世の中で、数字に管理されてではなく、手仕事という職人さんや人の手から生み出されることって、やっぱり温かみを感じます。

 

次に取り出した糸は巻かれていきます。

糸の用途などによって機械を使い分けます。

(→次回へ)

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