軍楽隊も観客もみんなでパレード

日本とトルコの友好記念イベントは最高潮です。6月6日(土)の15:00より、表参道にてトルコ軍楽隊パレードがありました。

明治通りから表参道へ、パレードです。はじめのうちは観客もまばらでしたが、誰かがいると、野次馬根性も手伝って集まりますね。本番時は狭い歩道が人、人、人です。

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それでも目の前を通るころには舗道に整理されて、大きな演奏で過ぎていきます。楽隊は扮装も本格的で手抜きなしです。

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色んなコスチュームが勇ましい上にきれいです。

 

 

 

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トルコの音楽は少し聞いただけで、すぐに耳に記憶しやすい音だと思います。

 

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兵隊さんも両国の国旗を持ちながらパレードしていきます。ここではみなさんニコニコ楽しそうでしたよ。

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まさに友好の風景ですね。清々しいです。

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パレードの終点では円形で演奏を数曲。拍手喝采です。

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表参道は舗道が狭いから丸ごと見るのは大変でしたが、それでも多勢の人にトルコに親しみを持ってもらうのは嬉しいこと。

日本とトルコの友好はずっと続いていくのです。

機能的な艦内は狭くても平気(?)

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今年はエルトゥールル号の事件から125周年の年。

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これを契機として日本とトルコの友好関係が深まっていった歴史から、記念事業がいくつか国内で行われています。そのひとつとして、東京の晴海客船ターミナルにトルコ艦艇TCGゲディズが寄港し、6月5日から8日の午前と午後の時間割で一般公開されるとのニュース。行きました、初日の回に。

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このターミナルは中央から離れた場所にあるけど、結構な人が見に来てました。トルコに興味のある人、船に興味ある人、軍艦に興味ある人など様々のようです。P1020859

軍艦ですからね、警備もあるし、また乗艦には名前とか書いて整理され、順番を待ちます。そしてある程度の人数になったら、乗船スタッフがついてガイドをしてもらいます。見回すと、スタッフは英語かトルコ語で説明してましたね。現役の軍艦に乗るのは初めてなので、興味つきません。なにしろレーダーやらマップやら、また火器なんか現役ですからね。

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警備スタッフはもちろん無駄話しません。でも写真は気さくに撮らせてくれました。

艦内は確かに狭く、上下階を行き来するための階段は、ほとんど梯子のように急な角度でした。とはいえ、動くには十分であり、機能的というか、無駄がない作りという印象で、それほど居心地の悪さはなかったです。(でもトルコの人は大きいから、私の印象とは違うかもね!)

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管制塔内です。ちゃんと椅子があって操作するんですね。

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画面には着岸の様子が。晴海ターミナルが上からレイアウトされて見えます。

P1020869 この筒に声をかけると…

P1020870 外の筒につながります。

P1020873 一番大きな大砲ね。

P1020878 これもその部類…かな。

P1020864 艦橋正面。

P1020874 船尾に向かい…

P1020880 見下ろすとヘリが見えます。

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急な階段下りて狭い廊下の先にあります。

そこからすぐ下船口ですが、そのわきにスエットやポロシャツなどが売ってました。

でもね、どれも私には大きいので、いろいろみたら、防寒用の首巻があったのでゲットしました。これは使えるからね。

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乗艦記念の証書をいただいたら、あっという間に30分を超えてました。

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艦を降りると、トルコ人の画家が船を描いてました。レセプションの様子もありましたが、エルトゥールル号のもありました。鮮やかな色彩はやはりお国柄でしょうか。

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現役の艦艇を一般公開するのは、まさに友好関係のなせること。だって重要な懐をあえて見せるわけですから、その意味は浅からぬことと思います。ここはターミナルなので飾り気もないしにぎにぎしくもなかったけど、船員さんの白いスーツ同様、気持ちのいい時間でした。

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個性的ワイルドレザー!!

イスタンブール郊外に彼の工房はあります。

名前、アリ  トクソイさん。

ドイツでレザー製作を修業し、イスタンブールでここアトリエ ペラを立ち上げます。

P1020028 アリさん。(イスタンブールEDOにて)

彼の作るものはワイルド、そして個性的。

もちろんスタンダードなもの、コンサバなのも得意だから、顧客の注文にはストイックに応えられる。

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スネークとクロコの合せ技

P1020121 クロコトート

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持って歩く姿も元気になりそう!

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ビジネスブリーフもいい感じ。長く使えそう。

他にもポップな印象のデザインも!色使いもそうだけど、しっかりした織のデザインもトルコならでは?

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ね、ひと味違うでしょ。

私が興味があったのは、いろんなデザインがあるのに、ハンドメイドってこと。

現代的なツールを使い、デザインもモダンなのに、ここはトルコ。手作りよ。

顧客のリクエストに従い、コンピューターで図面を引きます。

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革のこだわり。

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このパーツの仕上げを見ればわかるでしょ。確かな技術。隅までていねいな仕事です。

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ここまでの仕事を熟練スタッフと作っていくんです。

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いろいろアレンジにも対応できます。

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ありそうでないよね。

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へびです。お金がたまりそう!!中もしっかりの仕事です。

デザインや雰囲気を見ると、ホント、ワイルドな印象ですが、仕事がしっかりした作業に裏打ちされていて、実際欲しくなっちゃいます。

工房ではネコも元気に遊んでいます。いたずら大好き。

P1020117  にゃに?あんた誰?P1020125 これは、私のリュックです…。

 

そうそう忘れてました。ブランド名はファブロです。ここ、ぜひ注目。お忘れなく!

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繊細で美しいシルクがつむぐのは、糸と人なり②

 

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長らくお待たせ!

シルクのエピソードの続きです。

さて、織機を目の前にすると、素人目にもとても複雑(どこから手を出せばいいの!?)で、熟練を必要とするのが感じられます。

まさにアナログ(もちろんいい意味で!)。

デジタルだと説明書でなんとかなるんだろうけど、この世界は職人の仕事。

人の手が時間をかけ、我慢強く仕事を覚えるんだろうね。

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写真でわかるかな。ナチュラルな感触というのかな、天然素材というのはまさにこのこと。

 

 

大きな反物に仕上げて、必要とする人に届けてるものが出来上がります。

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工房の側に紹介棟があります。

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P1020418 P1020417手織の動かし方です。

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冬景色の写真です…。実景、見たいですね。

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天然の素材はたぶん日本では貴重になってると思う。

でもここではそれが当たり前、自然なものが人に優しい。

派手には見えないかもしれないけど、確実に人にとっていいものなのが、ホント感じられました。

 

 

5月のヴィオロン定期公演のご案内です。

5月の朗読公演のお知らせです。

子供の日にちなみ、演目のテーマをプログラムしました。

楽しい夕べをみなさんへお届けいたします。

名曲喫茶ヴィオロン5月朗読&殺陣公演『こどもの日特集3幕もの』

①金太郎や桃太郎などの昔話の福元風新解釈版→桃太郎って、金太郎って、実は隣りのオジサンだよ!

②ホジャおじさんではこどもの成長を願う小話を数篇

③子どもの成長を願って殺陣一人演舞

●5月6日(水祝)19:00開場19:30開演21:45終演予定 

●チケット1000円ワンドリンク付(コーヒー。オレンジジュース)

●場所→阿佐ヶ谷名曲喫茶ヴィオロン(JR総武線阿佐ヶ谷駅北口より徒歩7分)ホームページをご参照くださいませ。 

名曲喫茶ヴィオロン

GWの最終日ではありますが、いつまでも皆様の中にある子どもゴコロのときめきが輝き続けます事を願いながら舞台でお待ちしております。

福元美保 (出演)

繊細で美しいシルクがつむぐのは、糸と人なり①

トルコでは繊細な編みものが品質、技術、どれをとっても美しい。

なにしろ普通の主婦の皆さんが玄人はだしですからね。生活に根付いてるわけで、そりゃクオリティは高いのは納得。

意識して街でテキスタイルを見るとどれも高いスキルですな。

いや、待てよ。編みの素晴らしさは織り込み済みとして、元のシルク。これは繊細だ。やわらかく手触りがするりと何とも心地いい。

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トルコなら元糸も手作りなはず。行くべし。行ってこの目で確かめるのだ。

 

 

P1020413 会社のバンにデザインされてます。

伺ったのは、ビルゲという童話の絵のような歴史ある村の近く。

セム イペッキというシルク工房です。

でもシルク記事はまず蚕から糸を作ることからですよね。ここではお二人の職人さんによって繊細な生地が生み出されています。

広い公園のテーブルでチャイをいただきながらお待ちしてると、お出でくださりました。

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左が養蚕担当のエミン セブゲルさん。右が工房職人さんのメフメット ボズバイさん。

蚕が育てられる棟は別棟です。

P1020398 ここが入口。お子さんと一緒に。

近くの主婦の皆さんが携わってます。蚕の繭から糸をつむぐ作業ですね。実は次の日までにこの作業を終える予定だったそうで、今日伺って間に合いました。

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すごい量です。大変な手作業だなあ。

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まっしろいこの繭ですが、その前に蚕を育てなくてはなりません。

その蚕はもちろん桑を食べて育つのですが、元々の葉には当然のごとく外注除けなどの薬は一切使いません。使用すると蚕にダメージを与えるし、シルク生地のユーザーの体にもよくない。やはりトルコの自然品質。ケミカルな施しはないから、安心です。

P1020397 もりもり食べてます。元々の蚕も白いんですね。

P1020399 これで取り出します。

P1020400 手前の紐を引くまさに人力です。

デジタルの世の中で、数字に管理されてではなく、手仕事という職人さんや人の手から生み出されることって、やっぱり温かみを感じます。

 

次に取り出した糸は巻かれていきます。

糸の用途などによって機械を使い分けます。

(→次回へ)

ヴィオロン定期公演のご案内です。

ヴィオロン定期公演のご案内です。ナスレッティンホジャのトルコの小話しを加えた朗読会です。静かな春の夕べをお楽しみください。

名曲喫茶ヴィオロン4月朗読公演『人生の春のを言葉で感じ合おう。日本の詩とホジャおじさんの詩的な小話』①立原道造、三好達治、堀達雄らの詩集より、また福元自作の詩も。
②ナスレッティン・ホジャ小話202より、詩的に人生謳歌のエピソード。

●朗詠者/朗読者・福元美保


●4月8日(水)19:00開場19:30開演21:45終演予定 

●チケット1000円ワンドリンク付(コーヒー。オレンジジュース)


●場所→阿佐ヶ谷名曲喫茶ヴィオロン(JR総武線阿佐ヶ谷駅北口より徒歩7分)ホームページをご参照くださいませ。 

http://meikyoku-kissa-violon.com/

こんなにもひとに優しいカバンがあるなんて! 高品質バッグにときめく時間②

最高品質と人のため、を両立する仕事、実現とはどんなことなんだろうか?

ギョンにとって、まず何よりメイドイントルコであるということです。

この国の商品であり、この国の人が製作するということです。

エンギンさんは当然製作に携わりますが、同時に熟練のスタッフにより、大量生産できなくとも、職人技術で納得のいく製品を生み出します。

同時にイスタンブールにある3か所の工場から近隣に住む主婦たちに仕事のチャンスを与えています。

トルコの女性は元々ハンドメイドの針を使う技術は普段から優れていていますが、6ヶ月から1年のプロの技術を修得の上で制作に携わることができます。

P1020069  ゲージをあてて縫い穴とか作ります。P1020075  トレーニングをしています。他の方はもちろん、皆さんほんと、いい顔をしてるんです!P1020077 しっかり手作業でいい仕事しています。

製作のパーツを自分の家に持ち帰り、作り上げる。それを会社に持ち寄るという作業です。
従ってギョンは工場にしかない特別なミシンなどは一切使わず、手縫いの鞄なのです。それは先に述べた市民へのしごとの提供、社会貢献を目的にしてることと同時に、手縫いしかできない部分を大事にしたいがために、これはミシンを使ってはできないまさに手仕事であり、質の高さを維持できます。

実際ギョンではハンドメイドという言葉は使わず、ハンドクラフトという言葉を使っています。

またレザー製品は、さまざまな保護加工を用薬によってされますが、ギョンは作り手はもちろん、購入し使うユーザーに対してもがんの原因になるような物質は一切使用しません。

植物性の革保護の染料ではアメリカ製のどんぐりから抽出した自然の保護剤のみを使用しています。

製作する人々を有害物質から守り、安心して自宅での製作にかかわることができます。当然ながら、購入者も安心して一生使うことができるというわけです。

P1020065  縫い穴の指示するやつね。P1020073  これも牛の角。プラスチックじゃない。P1020084  こうやって型をあてて、

P1020083  P1020085  いろんなものができるわけ。P1020074 P1020082

中の生地。もちろんトルコ製。東部ガジアンテップのもの。 いい感じ。

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革の保護仕上げ剤です。これしか使いません。健康にわるい影響のあるものは一切なし!です。

使う人はもちろん、作るひとも素手で作業ですからね。体に悪いものじゃないってことの証明。

 

 

P1020080 磨くと革のいい存在感に。これはメンズのビジネス用。仕上げ前と仕上げ後。

そのため、シリーズであっても、一つとして同じものがない。手製ということもあるし、手にした人が触った時からその人の手のあとから同じ時間をエイジングしていくアイテムになっています。

メーカーがどれも同じ製作によってカタログ販売を可能にしていることからすると大量に販売を確保するにはとても不利なことはもちろん承知。

たとえ少量生産しかできなくても、使う人や作る人全てを大事にすることが最優先なのがギョン。健康リスク、そして守るべき最高品質を犠牲にしてまで販売数を増やすことは会社の再興のモチベーションとしてないのである。

例えば使用する金具はアメリカ製錆びない体にいいものを採用。

例えばファスナーは、品質の良いYKKのエクゼラを採用。

(日本とのつながりがありましたぞ!!いやーうれしいですね!)

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パーツです。こちらも色々あります。

デザインの草木をモチーフしたデザインコンセプトは、オーナーであり製作者のエンギンさんのインスピレーションから生み出されます。

これまでに様々なメーカーで培ったデザインセンスは、他の鞄とは一線を画するが、自然を大事にイメージするボタニカルなデザインが多いとのことです。

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そのあと色々な作品(あえてそう呼びますが)を見せていただきました。

どれもいいですね。昨今の軽さ追求にはない、革本来のどっしり感が一生ものの貫録を見せます。

仕事のこだわりは、次の写真にもわかります。

P1020088  ふたつ似てるけど違います。P1020089

 

左ではどうも気にいらず、手間もコストもかかるけど右の作りにされたとのこと。まさに職人かたぎ!ですね。

お話しを終えたあと、ふと帰る頃に気づいたのですが、いわゆる工場のにぎやかな音を聞くことはありませんでした。

ミシンのリズミカルな音を予想してたのに、いい意味で裏切られました。まさにハンドクラフト!

しずかな環境でいい仕事が生まれます…。

P1020061 ねこもゆっくり昼寝中…。

その後、エンギンさんにお会いすることができました!

もの静かな、まさに紳士な方でした!

いい人とモノに出会い、すてきな時間でした。

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エンギン アルタシュさん(ショップ イスタンブールEDOにて)

こんなにもひとに優しいカバンがあるなんて! 高品質バッグにときめく時間①

気持ちのいい晴れた日、イスタンブールの新市街をそぞろ歩き。

いつもながらにぎやかなメインストリート。

休憩のためEDOさん(失礼!ここはお店であって、休憩所じゃないです!)のところで出会ってしまいました。

ギョンのバッグです。

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あれ?このバッグ…。本格的な雰囲気じゃない!?

流行なのかわかりませんが、個性的なものを好むわたくしとしては、どうも最近バッグって買ってないんです。

そんな矢先ですから、個性的、それでいて高級レザーアイテムとくれば、どうしても手にしてみたくなります。

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GONと書いてギョンと読むこのバッグ、革好きにはわかります、この高い品質。一見してわかるハンドメイドの手作り感の味が、一生モノの雰囲気を醸し出しています。

革本来の質感たっぷりに、がんがん使っても壊れそうにありません。

それでいて、ボタニカルを中心に細かい編みこみやアクセントで派手すぎずもなく、繊細で高級な意匠です。

いやホント。

だって、これってすべて美しい革のこしらえで、プリントでは一切ないのですよ!

CIMG0065 まさにボタニック! 存在感あります。

この繊細さをご覧あれ!決して華奢ではありません。こまかい模様…。プリントじゃありませんぞ!

CIMG0064 CIMG0068CIMG0066 ね、ボタニック。シチュエーション選びませんね、このデザイン。こまかい模様は…。  プリントじゃありませんぞ!

CIMG0074 これはユニセックスで使えるかな?大きさもいろいろありました。通勤でもいいですな。

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中身は当然収納よろし。柄の生地もいい。もちろんトルコの生地ね。

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財布やパスケースなんかもありました。おちついていい感じ。色バリも豊富ね。

さすがメイドイントルコ。いい仕事してますねえ。

工芸品の価値もあると思うけど、普段使いからお出かけにも堂々と使える感じ。やっぱりいいものほど使ってあげなくちゃね。

そこで決めました。どんな人が作ってるんだろう?行ってみなくては。

EDOのご主人のユロさんに、連れてってよと申し出(すみません!)、伺うことに!

 

工場はイスタンブールの郊外。

日本でいうところの下町ですか、子供たちが元気に路上で遊んでいます。

P1020095 小さな落ち着いた佇まいの工場です。

ドアを開くと、すぐに応接間件ショールーム。

いっぱい鞄が並んでいます。

P1020060 試作品含め、これからの発表のモノも。

ここで、ギョンのこと、いろいろお聞きしました。

P1020064 チーフスタッフの キャムランさん

今回ギョンの社長のエンギン アルタシュさんがご不在だったので、チーフスタッフのキャムランさんがお答えくださりました。

ギョンは1968年に創業した、革製品の製作会社ですが、もともとの前身が、有名ブランドのバッグや革製品を作っていました。

プロダクトとしてコーチをメインに、ダナキャラン、プラダ、ラルフローレン、一部のヴィトン、ティンバーランドの製作を行い、そのブランドの価値を高めるのに大きな貢献を果たしてきました。

品質の高さが評価され、会社も大きなものに変貌を遂げていきました。

ところが、各ブランドが世界的な販売および伴う生産ラインの変更で、中国など他国に製作を求めたため、経営が圧迫されてしまうことになりました。

2008年、結果会社は閉鎖され、エンギンさんもレザー製作から遠のくようになっていきました。

一生懸命いいものを作っていても、その評価はブランドの販売戦略によって作り手の意思は反映されない。こんな

業界の仕組みに嫌気がさし、離れていったのでした。

しかし、エンギンさんが名職人であることに変わりはありませんでした。

いつしか、本当にいいものを作ろう。それは人のためになるもの。ユーザーのみならず、製作にかかわる人にさえもためになるものを目指し、イスタンブール郊外に会社ギョンを立ち上げました。

ギョンとは革のこと。人に優しく、人々を幸せにする手段として、会社を再興。以前味わった苦くも豊かな経験から、決して商売収益を最優先することではなく、人のためになることを目的に会社の活動を続けるに至ったのです。

お守り目玉は、本当に同じものは世の中に二つとない手作りだった!②

さて、工房はさらに奥に進みます。

畑の中にあらわれる工房は、そう日本人には鍛冶屋といえば雰囲気が伝わるかな。

小さいけど、ここから職人さんの手によって、生み出されるのだ!

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雰囲気ありますね。どこか懐かしいような。

P1020271 中からカンカンと槌を打つ音が聞こえてきます。覗かせていただくと…。

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鉄棒の先にガラスをつけて熱して作ります。

丁寧に目玉をてんてん、ちょいちょいと形を作っていきます。だから、本当に手作り。一つとして同じものはできないのがわかります。

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こんな魚もうまくできるんですねえ。

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ひょいひょいつまんで、炉から出たら、あらもう魚になってる!日本の飴職人をふと思い出しました。

伝統のナザールボンジュ工房の運営をし、ご本人も職人さんのマームット スルさんは、2012年に、ユネスコの世界遺産として認定されています。

P1020284 こちらがスルさん。水色のきれいなナザールボンジュを手に。

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実際は優しい雰囲気だけど、この写真はきりっとしてますね。

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工房裏は薪が積まれ、周りを畑と自然が囲みます。

 

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何かのんびりしますね。これはざくろかな?

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夏に訪れるとよくこんな赤い花を見かけます。何度か名前を聞いてるのに、すぐ忘れてしまいます。

 

ナザールボンジュって、お守りだけど、どこかかわいらしい感じがするのは、のんびりしたこの土地の空気から生まれるからなんだろうな。

新しいデザインも職人さんのアイデアで、バラエティは無限大。

都会でも見かけるたびに、新しい発見あります。でも共通するのは、人の手から生み出された、素朴な温かみ。

来てよかったです。

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ありがとうございました!