こんなにもひとに優しいカバンがあるなんて! 高品質バッグにときめく時間①

気持ちのいい晴れた日、イスタンブールの新市街をそぞろ歩き。

いつもながらにぎやかなメインストリート。

休憩のためEDOさん(失礼!ここはお店であって、休憩所じゃないです!)のところで出会ってしまいました。

ギョンのバッグです。

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あれ?このバッグ…。本格的な雰囲気じゃない!?

流行なのかわかりませんが、個性的なものを好むわたくしとしては、どうも最近バッグって買ってないんです。

そんな矢先ですから、個性的、それでいて高級レザーアイテムとくれば、どうしても手にしてみたくなります。

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GONと書いてギョンと読むこのバッグ、革好きにはわかります、この高い品質。一見してわかるハンドメイドの手作り感の味が、一生モノの雰囲気を醸し出しています。

革本来の質感たっぷりに、がんがん使っても壊れそうにありません。

それでいて、ボタニカルを中心に細かい編みこみやアクセントで派手すぎずもなく、繊細で高級な意匠です。

いやホント。

だって、これってすべて美しい革のこしらえで、プリントでは一切ないのですよ!

CIMG0065 まさにボタニック! 存在感あります。

この繊細さをご覧あれ!決して華奢ではありません。こまかい模様…。プリントじゃありませんぞ!

CIMG0064 CIMG0068CIMG0066 ね、ボタニック。シチュエーション選びませんね、このデザイン。こまかい模様は…。  プリントじゃありませんぞ!

CIMG0074 これはユニセックスで使えるかな?大きさもいろいろありました。通勤でもいいですな。

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中身は当然収納よろし。柄の生地もいい。もちろんトルコの生地ね。

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財布やパスケースなんかもありました。おちついていい感じ。色バリも豊富ね。

さすがメイドイントルコ。いい仕事してますねえ。

工芸品の価値もあると思うけど、普段使いからお出かけにも堂々と使える感じ。やっぱりいいものほど使ってあげなくちゃね。

そこで決めました。どんな人が作ってるんだろう?行ってみなくては。

EDOのご主人のユロさんに、連れてってよと申し出(すみません!)、伺うことに!

 

工場はイスタンブールの郊外。

日本でいうところの下町ですか、子供たちが元気に路上で遊んでいます。

P1020095 小さな落ち着いた佇まいの工場です。

ドアを開くと、すぐに応接間件ショールーム。

いっぱい鞄が並んでいます。

P1020060 試作品含め、これからの発表のモノも。

ここで、ギョンのこと、いろいろお聞きしました。

P1020064 チーフスタッフの キャムランさん

今回ギョンの社長のエンギン アルタシュさんがご不在だったので、チーフスタッフのキャムランさんがお答えくださりました。

ギョンは1968年に創業した、革製品の製作会社ですが、もともとの前身が、有名ブランドのバッグや革製品を作っていました。

プロダクトとしてコーチをメインに、ダナキャラン、プラダ、ラルフローレン、一部のヴィトン、ティンバーランドの製作を行い、そのブランドの価値を高めるのに大きな貢献を果たしてきました。

品質の高さが評価され、会社も大きなものに変貌を遂げていきました。

ところが、各ブランドが世界的な販売および伴う生産ラインの変更で、中国など他国に製作を求めたため、経営が圧迫されてしまうことになりました。

2008年、結果会社は閉鎖され、エンギンさんもレザー製作から遠のくようになっていきました。

一生懸命いいものを作っていても、その評価はブランドの販売戦略によって作り手の意思は反映されない。こんな

業界の仕組みに嫌気がさし、離れていったのでした。

しかし、エンギンさんが名職人であることに変わりはありませんでした。

いつしか、本当にいいものを作ろう。それは人のためになるもの。ユーザーのみならず、製作にかかわる人にさえもためになるものを目指し、イスタンブール郊外に会社ギョンを立ち上げました。

ギョンとは革のこと。人に優しく、人々を幸せにする手段として、会社を再興。以前味わった苦くも豊かな経験から、決して商売収益を最優先することではなく、人のためになることを目的に会社の活動を続けるに至ったのです。

お守り目玉は、本当に同じものは世の中に二つとない手作りだった!②

さて、工房はさらに奥に進みます。

畑の中にあらわれる工房は、そう日本人には鍛冶屋といえば雰囲気が伝わるかな。

小さいけど、ここから職人さんの手によって、生み出されるのだ!

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雰囲気ありますね。どこか懐かしいような。

P1020271 中からカンカンと槌を打つ音が聞こえてきます。覗かせていただくと…。

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鉄棒の先にガラスをつけて熱して作ります。

丁寧に目玉をてんてん、ちょいちょいと形を作っていきます。だから、本当に手作り。一つとして同じものはできないのがわかります。

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こんな魚もうまくできるんですねえ。

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ひょいひょいつまんで、炉から出たら、あらもう魚になってる!日本の飴職人をふと思い出しました。

伝統のナザールボンジュ工房の運営をし、ご本人も職人さんのマームット スルさんは、2012年に、ユネスコの世界遺産として認定されています。

P1020284 こちらがスルさん。水色のきれいなナザールボンジュを手に。

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実際は優しい雰囲気だけど、この写真はきりっとしてますね。

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工房裏は薪が積まれ、周りを畑と自然が囲みます。

 

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何かのんびりしますね。これはざくろかな?

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夏に訪れるとよくこんな赤い花を見かけます。何度か名前を聞いてるのに、すぐ忘れてしまいます。

 

ナザールボンジュって、お守りだけど、どこかかわいらしい感じがするのは、のんびりしたこの土地の空気から生まれるからなんだろうな。

新しいデザインも職人さんのアイデアで、バラエティは無限大。

都会でも見かけるたびに、新しい発見あります。でも共通するのは、人の手から生み出された、素朴な温かみ。

来てよかったです。

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ありがとうございました!

お守り目玉は、本当に同じものは世の中に二つとない手作りだった!①

トルコに行った旅行者が、まあお土産で買うであろうお守り。

といえばナザールボンジュ。

もちろんトルコの人もいろんなとこに飾っているので、お土産というより日常品ですよね。

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人のねたみなどからの魔除けということで、いろいろな場所に置きますが、家の壁や車の中に下げるなんて日本のお守りみたいで親しみ湧きます。

子供が生まれたら枕元に置くなんて、ありそうですよね!

ガラス製ですからいつしか壊れる時がありますが、それは自分の身代わりになってくれたということ。

ありがとうの言葉をこめて、また新しいものにかえましょう。

 

なんて堅苦しく考えなくても、私なんか自分のバッグにチャームとして下げてます。

 

手作りだから、お店で気に入ったものを選ぶ楽しみもあります。

ハンドメイドの良さは一点しかないから、結構真剣になります。

そうなると気になるのはどのように作られてるのかと、むくむく興味が湧いてくる。

行ってきます!ナザールボンジュの工房へ。

 

 

イズミル郊外へ国道沿いを走っていくと、いつしか大きなナザールボンジュの看板が出てきました。

そこからの細い道を行くと、ナザールボンジュのふるさとが現れます。P1020263P1020260

観光客向けにお店が並び、みんなお気に入りのものを探しています。

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色々ありますな。

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さくらんぼも売ってます。

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そばでは子供たちも犬も元気です。こんな風景、子供らしくていいですね!

手はつなぐもの ~ひとの手がこしらえる、いいはなし~

yujiです。

旅行が好き。

そこで見かけるモノが生まれるストーリー。

なんだろな、感じるものがありますね。

気持ちが伝わるんでしょうか。ハンドメイドが魅力的な国、トルコ。

職人の仕事はひとをつなげるものだ、をヒントに、教科書にはない、わたしが出会ったたのしいことをゆっくり書いていきます。

1 neko

旅に出ると、会いたくなるひとがいます。

3月トルコの物語の朗読イベント情報

ミーラインのメンバーによる朗読イベントが開催されます!

3月の名曲喫茶ヴィオロン朗読公演

【日時】
2015年3月4日(水)
19時開場
19時30分開演
21時45分終演予定


【テーマ】
季節を言葉で感じる&届ける♪『春の素晴らしい俳句とホジャおじさんの季節の小話』

【朗詠者・朗読者】
福元美保


【チケット】
1000円(ホット/アイス珈琲、
オレンジジュースよりワンドリンク付)

【場所・お問合せ】
名曲喫茶ヴィオロン
東京都杉並区阿佐谷北2‐9‐5  TEL:03‐3336‐6414
JR総武線 各駅停車 阿佐ヶ谷駅改札北口出て左側スターロードを徒歩8分


【演者よりメッセージ】
自分の声は何を伝える為に一番ふさわしいのか、日々奮闘中でございます。
当日は小紋を着てお待ち致しております。

個人旅行編Ⅰその⑱ガジアンテップ~アイビス鳥類保護園と世界一甘い?バクラヴァ~

 アイビス鳥類保護園>

トキに似た黒い鳥で絶滅危惧種の「アイビス」を保護している保護園。柵がはってあるため、遠くて実物ははっきり見えませんでした。一夫一妻で仲が良い、このトキの羽を持っていると夫婦円満になるとか。新婚さんツアーにも縁起がよさそうな公園ですね。

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この後、カッパドキアからずっと一緒だったツアーの皆さんとはお別れ。皆さんは、もっと東の方へ旅を続けるそう。日本人は、世界的にみても本当に休暇日数が少ないことをまざまざと感じさせられます。(真の国際化とはかけはなれてますね。)タクシーに乗り、一路空港に向かいます。

<世界一甘い?トルコのお菓子、バクラヴァ>

その途中、トルコの世界一甘いと言われるバクラヴァのお店へ。チャイと一緒にいただきましたが、あまーいですが、世界一甘いというのとはちょっと違うかも。なぜかというとインドのもっと甘いお菓子「グラブジャムン(ドーナッツのシロップ漬け)」を日本で食べたことがあるから。

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トルコのバクラヴァは、ピスタチオなども入っておりパイ生地のサクサクとした食感も楽しめるので個人的にはとても好き。美味しいと思います。
日本ではなかなかお目にかかれないのでトルコ料理店などで見つけたら、是非一度トライしてみてください。

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本来ガジアンテップに行ったなら、立派なモザイクを見ることができるゼウグマモザイク博物館http://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g297998-d2368196-Reviews-Gaziantep_Zeugma_Mosaic_Museum-Gaziantep_Gaziantep_Province.html(トリップアドバイザー。トルコの博物館は写真が撮り放題という貴重な国なので写真をご覧ください)に寄りたかったところです。モザイク画がとても素晴らしいそうなので、時間がある方は訪れてみてください。

<ガジアンテップ空港からイスタンブールへ>

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美味しいガジアンテップから湾岸戦争の時に日本人を命がけで救ってくださった命の恩人、 「トルコ航空」でイスタンブールへ向かいます。

ガジアンテップ空港からイスタンブール空港までは854km。フライト時間は約1時間40分で、日本でいうところの羽田空港から新千歳空港とほぼ同じ時間がかかりますが、しっかり機内食が出ます。それもサンドイッチ、サラダ、飲み物(ちゃんと聞いてくれるし)、デザート、お水。トルコ航空の機内食は美味しいんです。CAの方もテキパキされていてあっという間に配り終わり。そしてトルコの人は食べ終わるのが早い!比較的早食いと自負していましたが、負けました<(_ _)>

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飛行機の中で出会った、ママと一緒のかわいこちゃん♪ 写真を撮ったらいろんなポーズをしてくれました。(あとでメールで送りました)トルコの子供たちは本当に可愛い♪ それにトルコの人たちは皆小さい子供をと-っても可愛がって大事にします。もちろん目上の人も敬います。昔の日本の良いところが残っていると感じます。

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個人旅行編Ⅰ⑰とってもおいしい!シャンルウルファの料理

国内ツアーも終盤。シャンルウルファのランチにロカンタ(レストラン)を利用。
ツアーでも大体、ロカンタへ行き、沢山並んでいるおかずから好きなものを
選ぶスタイルが主流。
自分で直接見て、好きなものを選べるので嬉しいシステム。

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この日訪れたロカンタ。シェフのおじさんが、ニコニコながら、私が持っている「地球の歩き方」の本を指さして、「この店これに載ってるんだよ!」って教えてくれました。
「あ、ホントだ~!」かなり美味しいお店のようです。

基本、スープ、おかず、サラダ、ライス、パン(トルコの人はパンが大好き)

美味しい豆のスープ♪と山盛り新鮮サラダ

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おかず、大きい茄子に肉が詰めてある、 (日本人が大好きな揚げ茄子にひき肉をのせたもの)と、野菜炒めみたいなもの。Exif_JPEG_PICTURE
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どちらも日本人の口にあって、本当に美味しい!!辛いなどありませんので、老若男女楽しめると思います。
もし、シャンルウルファの街を訪れることがあったら、是非こちらのお店を訪れてみてください。
とびきりのシェフの笑顔と、とびきり美味しい料理が待っています。

トルコの物語の朗読イベント情報

ミーラインのメンバーによる朗読イベントが開催されます!
(2番めの演目がトルコのお話です)

バレンタイン朗読公演

【日時】
2015年2月8日(日)
19時開場
19時30分開演
21時45分終演予定(休憩有り)


【テーマ】
日本と外国(日本語訳)の愛についての本を朗読。


【朗読演目】
<1> 日本「古事記(建国記念日をお祝い)」
<2> トルコ「
ナスレッティン・ホジャ小話 202より(愛についての小話数編)
<3> 米国「あしながおじさん・ウェブスター著(恋文を読む)」


【出演者・朗読台本】
福元美保


【チケット】
1000円(ホット/アイス珈琲、
オレンジジュースよりワンドリンク付)

【場所・お問合せ】
名曲喫茶ヴィオロン
東京都杉並区阿佐谷北2‐9‐5  TEL:03‐3336‐6414
JR総武線 各駅停車 阿佐ヶ谷駅改札北口出て左側スターロードを徒歩8分

個人旅行編Ⅰ⑯シャンルウルファの街

なかなか日本人が訪れるチャンスがないシャンルウルファなので少し街中をご案内

大きい街なので、バザールも大きいです。

夏休みの時期だったせいか、小さい子供がお手伝いしている姿をよく見かけました。昔の日本みたいですね。お店の他に、道端には、ナッツを売る人や葉っぱ(煙草?ミント?)を売る行商みたいな方がところどころに立って商売をしています。いろんなお店のぞきたいけど、ツアーだから、外から眺めるだけ~(ちょっと残念)予想ですが、イスタンブールよりはかなり物価が安いと思います。お買い物天国そうだけに、後ろ髪を引かれます。

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金物屋さんが多いかな。

バザールを抜けると中庭になっていてコーヒーやチャイを飲めるカフェのようなところがありました。トルココーヒーとエスプレッソを飲んで一休み~

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トルコよもやま話編~トルココーヒー占い~

旅の途中でコーヒーブレイク

トルコ国内ツアーの途中で、コーヒーブレイク。ガイドのギュルちゃんに珈琲占いをしていただきました。結果は\(◎o◎)/!ものすごく心当たりがあることをズバリ言われぞっとするほど中ってる!!恐るべしトルコのコーヒー占い

トルコのコーヒーは、水で粉を煮詰めたもの。占いをするために、飲み終わったコーヒーカップソーサーを被せ、ひっくり返します。暫し待った後、そこに現れたコーヒーの粉の広がり具合(人、動物などの形や模様)で占いの結果が判るようです。トルコの人はこの占いができるみたい。もしどこかでトルコ人に出会ったら是非やってもらってください。怖いほど中ります。

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